グレイテスト・ショーマン

グレイテスト・ショーマンのイラスト ミュージカル

グレイテスト・ショーマン(原題:The Greatest Showman)
監督:マイケル・グレイシー
主演:ヒュー・ジャックマン
公開:2017年12月20日
製作国:アメリカ

【ざっくり概要】
変わり者を集めて一大サーカスをやろう!

【感想】
実はこの作品を観るまではミュージカル映画をなんとな~く避けていました。
歌う映画といえば『天使にラブソングを』くらいしか…。というレベル。
そもそものキッカケは『レ・ミゼラブル』をおすすめ(?)されその前にミュージカル映画の練習として&楽しいよ!という話を聞いたので今回観ることになりました。
すんごく良かった。
どの口が!?と言われそうな事を言うと映画館で観たかったなあと思ってます。再上映ない?
アップテンポな曲が多くて楽しいしそうじゃないしっとり系の曲も良い。みんな歌上手いし演技も上手い。楽しいね!
個人的に好きな曲はオープニングの『The Greatest Show』です。冒頭のヒュー・ジャックマンにぶち抜かれました、ハートを。


※以下ネタバレ注意※


【本編の話】
全然知らなかったんですがグレイテスト・ショーマンは実在した興行師P.T.バーナムの話なんですね。
なので19世紀当時の時代背景になっています。
小さい頃から貧しかったバーナムは仕えていたお屋敷の娘チャリティに恋をし、大人になりきちんと仕事に就いたことで彼女を迎えに行き結婚。2人の娘が生まれるもあまり仕事が長続きせず会社は倒産。
機転を利かせたバーナムはなんとか銀行から資金を借りて奇妙な剥製などを展示した博物館をオープン。しかし客足は遠くチケットは売れない…。
そんな中、娘達が「生きている面白いものがいい」と言いバーナムはひらめきます。
それが小人・大男・髭もじゃの女性・犬のように毛むくじゃらの男性・全身刺青の男性などなど世間から虐げられ隠れるようにして生きてきた人々を集めた見世物小屋を開くという倫理観どこ行ったサーカスです。しかもこの見世物小屋に出演していた人達も実在していたとか。凄い時代だなあ。
冷静に考えると随分とヤバい商売を始めたバーナムですが賛否はあるもののサーカスは大人気に。
劇作家のフィリップをスカウトしヴィクトリア女王に謁見、欧州一の歌手ジェニー・リンドと出会ったことによりバーナムはどんどん上流階級に食い込んでいきます。
その反対にサーカスの団員達は隅っこに追いやられてついにバーナムから「表へ出てきてはいけない」と言わんばかりに上流階級の人間達に見られないよう隔離されてしまいます。
ひ、酷い…。最初スカウトした時には素晴らしい個性だ!みたいなこと言ってたのに…。
まあ本物の歌姫のショー観ちゃったら虜にもなるよね。実際『Never Enough』を歌うシーンは鳥肌立ちました。しかもこれまた女優さんとは違う方が歌ってるそうですね!すんごい。
サーカスのことはほったらかしで多額の借金を負いスタートした歌姫との全米ツアーですが何を思ったのか歌姫はバーナムに迫ります。なぜ…?
全くそんな気も無いし妻子が一番大切なバーナムはツアーを中止し家族の元へ帰ります。
しかしサーカスの劇場は放火され全焼。歌姫とのスキャンダル。多額の借金により自宅は差し押さえられ妻と娘達は実家へ帰ってしまうという今まで成功してきたバーナムをボコボコにする出来事が。
サーカスの団員達は自分達を一度見放したはずのバーナムを励ましてもう一度立ち上がろうと説得。妻チャリティに今までの自分の不甲斐なさを詫びて新しくサーカスをスタートさせ再び人気を博しました。

内容だけ見ればちょっとそれどうなの?と言いたくなる場面は時々ありました。
見世物小屋で儲けようという考えはすごいよね…。実在した人物の話だから余計に。
まあ曲が楽しいからいっか!的精神で私はすっかりハマりました。ミュージカル初心者に優しい映画だと思います。おすすめです!




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