Mr.ノーバディ

Mr.ノーバディ アクション

Mr.ノーバディ(原題:Nobody)
監督:イリヤ・ナイシュラー
主演:ボブ・オデンカーク
公開:2021年3月26日
製作国:アメリカ

【ざっくり概要】
平凡で頼りがいの無いお父さんが実はマフィアを壊滅出来るヤバい腕の持ち主だった。

【感想】
めちゃくちゃ面白かった~~~
2022年現在わたくし斧島さめが1番好きな映画は『ジョン・ウィック』なんですが、この『Mr.ノーバディ』は2番目に好きと言ってもいいんじゃないかくらいには面白かったです。
だって『ジョン・ウィック』の製作陣が作った映画だもん。ハマるよ。
実は凄腕エージェント・殺し屋・軍人etc…だった主人公が大暴れする系映画はとても好きです。
いい感じのタイミングで流れるおしゃれ挿入曲達も良かったなあ。褒めちぎりまくりです。満点。
上映時間は92分と短めなのに非常に満足出来る作品でした。超おすすめです。


※以下ネタバレ注意※


【本編の話】
今作の主人公ハッチは関わってはいけないヤバい組織のポジションの人で、何者かと聞かれ“ノーバディ”だと答えるとそれを知っている人は即刻道を開けて二度と彼の目の前に現れないレベルです。怖い。
そんなハッチの表の顔があまり頼りがいの無いお父さんなのが良いですね。
朝のゴミ当番なのに回収車が来るタイミングを逃し続けるし。
妻とはずっと心の距離が開いていてあまり仲がいいとは言えないし。
理由はあれど強盗を見逃したばっかりに妻と息子からの視線は冷たくなり周囲からは情けないと言われるし。優しいのは娘だけ。
普通に家庭を持ちたかっただけなのに…(可哀想)
そんな中、可愛い娘の「猫ちゃんのブレスレットが無い」という一言を皮切りに平凡だったハッチの本性が徐々に溢れ出てくるのが良かった。
バスに乗ってきたガラの悪い男達をボコボコにしたりそれがキッカケでロシアンマフィアに狙われてボコボコに返り討ちにしたり観ていてとっても爽快でした。
でもあくまで完全な無双じゃなくて自分も適度にボロボロになって闘う所も良かった。
主人公もヤバいおじさんでしたが敵であるロシアンマフィアのボスも入院中の部下を椅子でぶっ叩いたり、ノリノリで歌ってダンスしたかと思えば突然牙を剥くヤバいおじさんで面白かったです。ヤバいおじさんがいっぱいだ。
ハッチの家族も最初は突然の出来事に混乱していたものの最終的に事件が解決した後ハッチという人間を受け入れていて良い構図だなあと思いました。救われてよかったね。

あとハッチファミリーが強すぎて。
ハッチ・ハッチパパ・ハッチ弟がもうとんでもなく強い。最高。
たくさんの銃とトラップ爆弾でマフィアをボコボコにして敵がもりもり死ぬというスッキリ爽快感。
てかハッチパパ、クリストファー・ロイドだったんですね!どこかで見たことあるおじいちゃんだな~とか呑気に思ってたら…ごめんねドク!ハマり役だったよ。

序盤に強盗に入られたという話が主演のボブ・オデンカークの実話から来ていると言っていたのでめちゃくちゃびっくりしました。実際はどんな対応をしたのかわからないですがあのシーンは本当に経験したことを演技に反映させてたのかな…。
私は今作でオデンカークさんのことを知ったのですがコメディアン、脚本家、もちろん俳優など多岐に渡る活動をされている方なんですね。
イリヤ・ナイシュラー監督が「アクション映画に出たことのない俳優を使いたかった」と言っていたようにオデンカークさんはバリバリのアクションは初めてだったとか。2年もトレーニングをして肉体改造を行ったらしいですね。凄い。
確かにキレッキレなアクションじゃなかったけどそこがまた良かった。中年のおじさん感があって。

もう続編の製作が進行してるらしいですね。オデンカークさんにはまたアクション頑張ってほしいな。



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コメント

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